登録免許税(トウロクメンキョゼイ)
登録免許税とは、不動産の権利に関する登記申請をするときにかかる税金のことです。
登録免許税は登記申請書に収入印紙を貼って納付しますが、その課税方法には定額課税と定率課税の2種類があります。
定額課税とは、不動産の個数を単位として一定の税額を課するもので、例えば抵当権抹消登記申請等にはこの課税方法が用いられます。
定率課税とは、不動産の価額(抵当権設定のときは債権額)に登記の種類に応じた税率を掛けるもので、多くの登記申請の場合に用いられています。
課税のもととなる不動産の価額(課税標準額)は、固定資産課税台帳に登録されたものを用います。
登録免許税の税額の代表的なものの算出方法は次のとおりです。
- 所有権保存の登記→不動産価額の1000分の4
- 建物売買による所有権移転登記→不動産価額の1000分の20
- 土地売買による集権移転登記→不動産価額の1000分の10
- 抵当権設定登記→債権額の1000分の4
- 抵当権抹消の登記→不動産1個につき1000円
- 所有権移転仮登記→不動産価額の1000分の10