債権者代位権(サイケンシャダイイケン)
債権者代位権とは、債権者が債務者の有する債権(第三債務者に対する権利等)を債務者に代わって行使する権利のことで、債権者がその債権を保全するために、債務者の責任財産の維持・充実をはかる目的で民法上規定されている制度です。
債権者代位権を行使するためには次の要件を満たす必要があるとされています。
- 債務者が無資力状態であること
- 債務者の権利を行使することによって債務者が利益を受け、それによって債権者の権利が保全されること
- 債務者が自らはその権利を行使していないこと
- 債権が履行期を迎えていること