株主総会決議取消の訴え(カブヌシソウカイケツギトリケシノウッタエ)
株主総会決議取消の訴えとは、一定の決議取消事由が認められ決議を取り消す旨の判決が確定することによって株主総会で為された決議を無効とすることを求める訴訟の一類型です。
株主総会決議の取消事由は、1招集手続きまたは決議方法の法令・定款違反、または著しい不公正2決議内容の定款違反、3特別利害関係人が議決権を行使した結果著しく不当な決議がなされたときとされています。
なお、決議を取消す旨の判決があった場合、その判決の効力は第三者にも及びます。
また、決議取消の訴えを提起できる原告適格者は、株主や取締役、監査役、清算人に限られ、提訴期間を決議の日から3か月以内とされています。