安全配慮義務とは、労働者が労務提供のため設置する場所、設備もしくは器具等を使用しまたは使用者の指示のもとに労務を提供する過程において労働者の生命及び身体を危険から保護するよう配慮すべき義務と定義されています。
判例は、安全配慮義務について「ある法律関係に基づいて特別な社会的接触の関係に入った当事者間において、当該法律関係の付随的義務として当事者の一方又は双方が相手方に対して信義則上負う義務として一般的に認められるべきものである」旨示しています。
安全配慮義務を怠ったとなると、企業は債務不履行責任を負う可能性があります。