懲戒処分(チョウカイショブン)
労働法上の懲戒処分とは、従業員による企業秩序違反行為に対する制裁罰であり、労働関係上の不利益措置のことをいいます。
企業における秩序や利益、服務規律を維持するための制度として、規律違反や侵害に対する制裁として用いられます。
懲戒処分の内容としては、たとえば、懲戒解雇、諭旨解雇、出勤停止、減給、戒告などの処分が就業規則において定められるなどして制度化されています。
懲戒処分を適切に用いることは企業の秩序・利益を維持するために必要なことですが、労働者にとって重大な不利益を生じさせる処分でもありますので、その権限は適切に行使されなければなりません。