チェック・オフ
チェック・オフとは、労働組合と使用者の間でとりかわされた協定に基づいて、使用者が組合員である労働者の賃金から組合費を控除して、それらを一括して組合に引き渡す仕組みのことをいいます。
日本の労働組合の大部分が、このチェック・オフの仕組みを行っています。この仕組みを用いるためには労使協定による合意が必要とされます。
ただし、チェック・オフは組合員による使用者への組合費弁済の委任であるという性質から、個々の組合員がチェック・オフを中止するよう使用者に申し出た場合には、当該労働者についてチェック・オフを行うことを使用者において中止しなければならないとされています。