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予備罪(ヨビザイ)

予備罪とは、犯罪の実現を目的とする準備行為のことで、ただし謀議の方法によるものを除いた概念のことです。

通常、犯罪が成立するには、犯罪結果の発生、すなわち犯罪の既遂を目的とするものですが、予備罪は準備行為自体を処罰の対象とする点で特殊性があります。

予備罪が成立するためには、主観的に犯罪を実現させる目的があって、かつ客観的にも犯罪の実現を可能または容易にさせる行為であることを必要とします。

刑法上、規定されている予備罪としては、内乱予備罪、外患予備罪、私戦予備罪、放火予備罪、通貨偽造準備罪、殺人予備罪、身代金目的略取等予備罪、強盗予備罪の8種類があります。

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