【弁護士:夫婦問題相談】一方的に別居を始めた夫から、生活費と慰謝料の獲得に成功
夫が不倫により、自宅を出てしまい、別居生活が続いていたところ、乳幼児をかかえた妻が生活に困窮され、当事務所へ相談に来られました。
夫は、安定した職業に就いていながら、子どもを残して行方も告げずに自宅を出てしまっており、生活費も全く渡しておりませんでした。
そこで、まずは日々の生活の土台を作ることが先決と考え、夫に対し、婚姻費用の分担を求める裁判を申立てることとしました。
夫の側からもかなりの抵抗がありましたが、最終的には、「審判」という形で、裁判所による決定を下していただき、全面的に当方の主張(夫は妻に対し、毎月、相当額の生活費を支払うこと)を反映した結論をいただくことができました。
また、ご依頼者の尽力もあり、不倫の有力な証拠を獲得することもできましたので、不倫相手に対する慰謝料請求の訴訟を提起することとし、この訴訟についても約10か月の期間を要したものの「慰謝料等180万円を支払え」との内容の判決を獲得することに成功しました。
ご依頼者様は当面の生活の安定が得られたため、今後、夫婦関係の再構築あるいは離婚についてじっくりとお考えになられるとのことです。
平成26年11月4日
法律事務所つくばコム 弁護士 福嶋正洋(茨城・つくばの法律相談なら、法律事務所つくばコムまでお気軽にどうぞ)